ノーマライズ

複数クリップの音量を均一化【ノーマライズ】

任意の複数クリップに基準とするオーディオレベルを設定して、一括で音量レベルを調整できます。複数クリップにノーマライズを適用すると、クリップごとに適正な音量レベルになるよう、ゲイン値が調整されます。

“クリップのゲイン値を確認・変更”

  • 次のクリップにはノーマライズは適用できません。

    • タイムラインシーケンスクリップ

    • 時差編集中のクリップ

    • プロキシクリップ

  • ノーマライズを処理するときに、どのくらいの時間をサンプルして値を算出するかを設定できます。[ユーザー設定]の[素材] → [自動補正]で変更できます。

    “[自動補正]”

1) ノーマライズするクリップを選ぶ

2) メニューバーの[クリップ]をクリックし、[ノーマライズ]をクリックする

  • [ノーマライズ]ダイアログが表示されます。

その他の方法
  • クリップを右クリックし、[ノーマライズ]をクリックします。

3) 基準にする音量レベルを入力し、[OK]をクリックする

  • 初期設定はプロジェクト設定の[音声基準レベル]になっています。

  • ノーマライズを適用すると、クリップのオーディオ部分の下部に橙色のラインが表示されます。

クリップのゲイン値を確認・変更

クリップのゲイン値を確認・変更できます。

1) ゲイン値を確認・変更するクリップを選ぶ

2) メニューバーの[クリップ]をクリックし、[プロパティ]をクリックする

  • [プロパティ]ダイアログが表示されます。

その他の方法
  • クリップを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

3) [オーディオ]タブをクリックする

  • [ゲイン]にクリップのゲイン値が表示されます。

4) ゲイン値を入力し、[OK]をクリックする

  • ノーマライズのゲイン値は、[インフォメーション]パレット、ビンの詳細表示でも確認できます。

  • タイムライン上でゲイン値を変更したクリップをビンに登録した場合、ゲイン値は保持されます。

  • 例えば、次のようにタイムライン上で各クリップのゲイン値を変更した後、プレーヤーで表示し、プレーヤーからタイムラインに再配置した場合、ゲインの変更は反映されません。

    (1)ビデオ1ch、オーディオ2chのクリップを、1VAトラックにVチャンネルとA1チャンネル、1AトラックにA2チャンネルを振り分けて配置する。

    (2)1VAトラックのクリップのゲインを5 dB、1Aトラックのクリップのゲインを10 dBに変更する。

    (3)1VAトラックのクリップを、ダブルクリックでプレーヤーに表示する。

    (4)プレーヤー上のクリップを同じ振り分け設定(1VAトラックにVチャンネルとA1チャンネル、1AトラックにA2チャンネル)でタイムラインに再配置する。

    このとき、1VAトラックに配置されたクリップのゲイン値は5 dBですが、1Aトラックに配置されたクリップのゲイン値は変更が反映されず、0 dBになります。

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