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EDIUS X Blog vol.1 「Core」

EDIUSプロダクトマネージャーの粟島です。

ここでは、2020年9月のリリースを目指している「EDIUS X」(エディウス テン)について書こうと思います。
海外では、プレビュービデオが公開され少しずつ内容が明らかになってきていますが、この場でも少しずつ書かせていただきます。
(現在、神戸の開発チームは皆、突然のリモートワーク環境で戸惑いつつも、日々猛進しております。)

今回は2点に絞って書いてみます。
※EDIUS Xの画面は現在開発中のもので変更する可能性があります(既に変更が決定している箇所もありますが、現状ということで・・・)
なお、このページの最後にはお得なプロモーションのご案内もあります!

レンダーサービス

レンダリングをバックグラウンドで処理が可能になりました! では、実際どのような恩恵があるかというと、

エクスポートやレンダリングをしている間でも編集を続けることができる! です。

今までのEDIUSは、エクスポートやレンダリングを行った際、その処理が終わるまでじっと待つしかなかったのですが、今回からバックグラウンドで処理が行われるため、手を止める必要がありません。タイムラインなどの再生や編集作業を始めると、処理は中断される仕様なので、編集時のレスポンスも担保できます。また、そのバックグラウンド処理の進捗を「GV Job Monitor」という新しいツールで監視することもできます。

・シーケンスのエクスポート
・バッチエクスポート
・クリップのレンダリング
・波形キャッシュの作成
・プロキシファイルの作成など

このレンダーサービスは、世界中のユーザーからリクエストされた機能で念願の実装となりました。編集作業の効率化と作業時間の低減は、EDIUSならではの指針ですので、自信を持ってお勧めできます。あと、レンダーサービスというワードでピンとくる方もいるかと思いますが、そこはまた別の機会に書こうと思います。

NVIDIAグラフィックカードのGPUを活用したH.265/HEVCエクスポート

これは説明する必要も無いかもしれませんが、同じく要望が高かった機能です。今まで、H.265/HEVCのエクスポートをする為には、Intel GPUのQuick Sync Video技術を活用したエクスポートしかできませんでした。(ちなみに、H.264/AVCの自社製ソフトウェアエンコードは非常に高品質です!)EDIUS Xでは、例えば、Quick Sync Video技術を搭載しないIntel XeonなどのCPUであっても、NVIDIAグラフィックカードがあれば問題無しです。エンコード速度は、カードの世代などで違うのですが、このあたりの情報はまた別途共有できればと思います。

大きなポイントとしては、以上なのですが、この記事の「One more thing」ということで、もう1点。

EDIUS X Proにドラフトプレビューモードを搭載

実は、私としては本当にこれが嬉しいのですが、この機能を使用すれば、プレビュー時の解像度やビット深度を低減できるので、リアルタイム再生のパフォーマンスを向上できます。日本ではターンキーシステムで採用されている「EDIUS Workgroup」というバージョンのみに搭載されていた機能で、効力はフォーマットにもよるのですが、Apple ProResやRAWビデオでかなり力を発揮できます。また、マスクやレイアウターなど少し重いエフェクトではさらに効果抜群ですので、ちょっとしたノートPCでも快適に編集が可能です。実際は、4Kの編集であっても、HD解像度で音声をリアルタイムに聞きながら編集できれば十分というケースもあると思いますが、まさにそういう時に使用していただきたい機能です。EDIUSはリアルタイム性能に自信のあるソフトですが、これで鬼に金棒です。

EDIUS 9 Plus プロモーション

そして、今までは特に強くプロモーションを行ってきませんでしたが、EDIUS Xの情報を出し始めたということで、是非、この「EDIUS 9 Plus プロモーション」にご注目ください。シンプルに書かせていただくと、プロモーション期間内にEDIUS Pro 9をご購入いただくと、EDIUS X Proも無料で入手できる!というものです(もちろん、発売後です)。その他の利点も数多くありますので、詳細はプロモーションページをご覧ください。

最後になりますが、EDIUS Xは、この先、今までに無いほどの成長を遂げていきます。そのために、神戸の開発チームは、長い時間をかけて、新しく柔軟で強靭なソフトウェア設計を熟考してきました。今後ともユーザーの皆様に満足していただけるよう日々開発を続けます。次回は、オーディオ関連のアップデートなどをご紹介できればと思います。引き続き、ご支援の程、何卒よろしくお願い致します。

EDIUSプロダクトマネージャー 粟島憲郎

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