画面サイズ
02 | 画面サイズ
画面サイズとは、メインの被写体が、画面内でどれくらいの大きさになっているかで表します。大きな分類としては、メインの被写体が小さく映る方から、ロング・ショット、ミディアム・ショット、アップ・ショット、と呼んでいます。それぞれはさらに細かく分類されています。
一般に、ロング・ショット側になるほど情報量が多く状況説明的な画に、アップ・ショット側になるほど撮影対象を特定して迫力のある画になると言えるでしょう。
撮影現場では、ロング、ミディアム、アップの各サイズをバランスよく撮影することが、ひとつのコツです。どの画面サイズも、単独では映像作品として成立しません。3つの画面サイズの撮影量のバランスを意識して撮影することが大切です。
また、ロング・ショットはアップ・ショットより長めに撮影すること。ロング・ショットは一般に画面内の情報量が多く、視聴者が映像を理解するのにより多くの時間がかかるので、ショットも長めに撮影しておくのが好ましいのです。ショットの名前や分類には、いくつかの方法がありますが、一例を示します。
画面サイズと呼称
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特徴
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ロング・ショット Long Shot
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ロング・ショット Long Shot ( LS )
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フル・フィギュア Full Figure ( FF )
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ミディアム・ショット Medium Shot
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ニー・ショット Knee Shot ( KS )
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ウェスト・ショット West Shot ( WS )
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バスト・ショット Bust Shot ( BS )
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アップ・ショット Up Shot
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アップ・ショット Up Shot ( US )
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クロース・アップ Close-Up (CU )
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ディテール Detail (Detail )
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情報量大、状況説明的 被写体相対サイズ小 撮影エリア大
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撮影エリア小 被写体相対サイズ大 対象を特定、迫力
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